『釧路湿原および周辺の地層』では、教科書で紹介している「水のはたらきでできた地層」を中心に、釧路湿原や周辺の丘陵地、海岸部で見られる地層を紹介しています。

該当する単元
  小学校6年 理科 5 大地のつくりと変化(教育出版)
      6 大地のつくりと変化(東京書籍)
  中学校1年 理科 2分野 2 大地の成り立ちと変化 大地の歴史と地層(教育出版)
      単元4 大地の変化  大地の変化を読みとる(東京書籍)

採用教科書:(教育出版) 釧路市・釧路町、(東京書籍) 標茶町・弟子屈町・鶴居村


「釧路湿原および周辺の地層」のページについて
  (1) 「釧路湿原および周辺の地層」についてのトピック
  (2) 釧路湿原および周辺の地層マップ

 

(3) 釧路湿原および周辺の地層の写真データ
※場所ごとに掲載しています。地層マップを参考にご活用ください。


この学習資料は、以下の点を守ってご利用ください
 

・商用利用の禁止 ・webへの転載を禁止



  (解説:釧路市博物館)
 

釧路湿原の地形は、南部(釧路市街地・太平洋方面)では東に、北部(鶴居・標茶方面)では南へそれぞれゆるやかに傾いています。全体として西から東・南東に向かって低くなっています。湿原に何本もの支流(ホロロ川・セツリ川・クチョロ川・ヌマホロ川など)を持つ釧路川は、一番低い湿原の東縁を台地に沿って南下し、太平洋にそそいでいます。釧路川の左岸には、台地にくいこむように 海跡湖かいせきこのシラルトロ湖・ 塘路湖とうろこ達古武湖たっこぶこがあります。

湿原の地質は、表面に泥炭をのせている第四紀の沖積層です。沖積層は湿原を直接作っている地層です。深さは、およそ20〜40メートルで、湿原の南部や臨海地では深くなり50メートル以上最深で80メートル位あります。最上部の泥炭は、湿原の中央から北部にかけて3〜4メートルで、全体でみると1〜4メートルの範囲です。

  湿原の形成は、およそ2万年前のビュルム氷期末期からはじまったと言われています。当時は現在に比べて平均気温が10度近くも低く、海面は100メートル近く低下していた時代です。この氷期も徐々に衰退し暖かくなると海水が内陸に進入し、やがて6,000年前頃には、「古釧路湾」が形成されました。
  釧路地方の地質層序表
       
  「釧路湿原および周辺の地層」についてのトピック
  「釧路湿原および周辺の地層」についてのトピック



 

  各地層の解説
  各地層の解説




 高解像度の写真がダウンロードできます  
 
鶴居村  温根内おんねない    
 
  (1.7Mb) 
 

 
標茶町  二本松にほんまつ    
         
     
  (3.1Mb) 
 

 
釧路町 岩保木いわぼっき    
   
 

(1.0Mb) 

 

 
 釧路町 昆布森こんぶもり    
         
     
(3.0Mb) 
         
   
(3.4Mb) 
 

 
 釧路市 岩見浜いわみはま    
         
   
  (4.0Mb) 
 

 
 釧路市  興津おこつ海岸    
       
  (0.4Mb) 
 


学習資料に戻る